内容説明
盥と桶のモダニズム。盥と桶から、キッチン・浴槽・洗濯機へ。水まわり設備の進化と、新たな住空間・ライフスタイルの誕生。
目次
1 水まわり設備の歴史(台所設備の歴史;風呂設備の歴史;洗濯設備の歴史)
2 技術革新のプロセス(デザイン、素材、技術の進化;戦前戦後の技術革新)
3 空間構成の特徴(水まわり空間の平面構成;水まわり空間にモノが定着するまで)
4 流通と消費のメカニズム(流通と販売プロモーション;広告から読み解く時代の様相)
著者等紹介
和田菜穂子[ワダナホコ]
1969年新潟県生まれ。青山学院大学経営学部卒業後、不動産会社、黒川紀章建築都市設計事務所を経て、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科に入学。大学院在学中に神奈川県立近代美術館にて非常勤学芸員を兼ね、その後ドイツ・ヴィトラ・デザイン・ミュージアムと共同で「ジャン・プルーヴェ展」、スイス・プロヘルヴェティア文化財団と共同で「スモール&ビューティフル:スイス現代デザイン展」の日本巡回展を手掛ける。2006年よりデンマーク政府奨学生としてコペンハーゲン大学留学。2007年博士学位論文「近代日本住宅における水回り空間の変容に関する研究」で博士号取得(学術博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。