内容説明
狭くてゴチャゴチャした街が悪いのか?「道は広く、建物は大きく」が理想か?全面更新からピンポイント改善へ。コンパクトで住みよい持続型の街と家をめざせ。本書は、暮らしの場としての街・住まい・生活環境を見つめ直すことを通じて、そこに残されたリスクを発見し、それに対処するための最適な方法が、従来考えられてきたような都市計画論理ではなく、その対極にある「日本型まちづくり」システムであることを明らかにしている。
目次
1 下降シナリオによる救済―成長拡大志向から卒業する(右肩上がりの信仰からの脱却;コンパクトさが解決の鍵 ほか)
2 ゼロ・リスク―道は狭くても安全な街はできる(都市防災の要は道路(+公園)という思い込みの打破
リスクの詳細把握とピンポイント対策の必要性 ほか)
3 コンパクト―小さな敷地・建物の利点を知る(日本型まちづくりシステムの再評価;「ミニ戸建て住宅群開発」のコンパクトさの再評価 ほか)
4 カー・フリー―クルマ依存から脱却する(道路整備が生み出した魅力のない空間;細街路の魅力と賑わい ほか)
5 提案・一人から始められるまちづくり―私たちが都市を緑化する
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