出版社内容情報
どうすれば納得の住まいができるのか? 主婦として、建築家として住宅を見続けてきた著者が教える暮らしを考えた住まいづくりの方法
人生をかけた大金が動く住まいづくり。しかし、住む人の暮らしを顧みない建築家・工務店・ハウスメーカーに依頼したために「こんなはずではなかった」と嘆く建築主は後を絶たない。どうすれば納得の住まいができるのか? 主婦として、建築家として「住まい」を見続けてきた著者が教える「暮らしを考えた住まいづくり」の方法。
はじめに
○第1章 暮らしの器を求めた建築主たちのドラマ
1 着工1週間前に「もう一度考え直そう」としたMさん
2 家づくりの素材に共鳴した業者と契約したものの、プランに疑問が出てきたSさん
3 設計事務所に「そんな希望は無理」と言われても諦めなかったNさん
4 打合せの度に落ち込んで疲れきってしまったYさん
5 伝えたことは入っている図面だが「この設計で希望の暮らしができるだろうか」と気になったKさん
○第2章 困ったことになる前に
1 建築主としての心がけ5ヶ条
2 納得のいかない住まいになったのはなぜ?
3 納得のためのチェックシート
4 先輩建築主の困った姿に学ぶ
○第3章 賢い建築主になるために
1 住まいづくりはいつがいい?
2 見た目だけで決めない
3 「若い夫婦」「子育て家族」「老後」それぞれの住まい
4 建築士とのつきあいかた
○第4章 住まいの提案事例から
1 あなたの図面(プラン)、これでいいのですか?
2 水まわりのプラン変更依頼を受けたN邸
3 仕事を持つ主婦を応援する住まい
4 南・北・西に3階建てが聳える、細長い土地で快適な2階建て
5 趣味を楽しむ60歳代夫婦の住まい
6 暮らし方の提案事例から
7 仮設住宅に想う
○第5章 設計者・施工者へのメッセージ
1 設計者(建築士・建築家)へのメッセージ
2 施工業者へのメッセージ
おわりに
【著者紹介】
1972年相模女子大学学芸学部食物学科卒業。同年三重県立高等学校教諭(家庭科)。退職後、公立学校の講師・養護教諭・栄養士を経て建築・インテリアを学び、建築関連企業に。1980年キッチンのコンサルタント事務所開設。1987年住まいの研究室主宰。住宅・キッチン設計に関する各種セミナーで講師を務める。現在大阪府建築士会理事、東京建築士会会員、インテリアプランナー協会評議員・事業委員,日本建築協会出版委員、家庭電気文化会幹事、日本住宅会議会員。著書:『プロが教えるキッチン設計のコツ』(学芸出版社)、『シニアライフ?魅力的な住まい方』(共著/創元社)、『建築を志す人びとへ』(共著/学芸出版社)、『住まいづくりのウソ?ホント?』(学芸出版社)。