感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鈴蘭
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本書では、観光化する商店街、アートツーリズム、地場産業の創造性、都市農村交流、の4つの章に分けられて紹介されていた。一章では長浜と彦根、二章では別府と由布院、三章では多治見と益子、常滑、ファエンツア、四章では足助と高山の例が挙げられていた。様々な観光振興の事例をみることができ、とても興味深く読むことが出来た。2016/05/26
EmoEmo
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過疎や経済の縮小といった問題を抱えた地域が採り入れた観光振興を事例として紹介していく。一過性の話題やブームに頼らない持続可能な集客のためには地域主体の創造性こそ手掛かりとなることを主張。観光客のニーズや興味が会場や観光施設など擬似イベント空間から住人の生活空間まで広がった現状を指摘しつつ、彦根や湯布院、多治見、秋葉原など各地域の独特の取組を分析している。地域側の視点からそれぞれのまちの抱える固有の状況を紹介しつつ、採られた方策の検討がなされていて非常に参考になった。2013/04/30
TAKURO
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近年の観光まちづくりやツーリズムを全国の町や事例を元に分類されており、それぞれについて分析と提言があり分かりやすかった。地方の町がどのようなコンテンツを作り、持続可能なまちづくりをしていけばいいのか。近年ではどこの自治体も抱える問題への解決の糸口になるかもしれない。2011/01/06