「精神薄弱」の誕生と変貌―アメリカにおける精神遅滞の歴史〈上〉

「精神薄弱」の誕生と変貌―アメリカにおける精神遅滞の歴史〈上〉

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  • サイズ A5判/ページ数 242p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784761497019
  • NDC分類 369.28
  • Cコード C3037

内容説明

フーコー的視点から、少数者の歴史に光を当てる。アメリカにおける精神遅滞者の歴史は、19世紀初頭に始まる。これは、独立戦争からまだ間もない頃のことであった。フランスの“白痴教育の使徒”と言われたセガンの精神遅滞者観や精神遅滞者指導論をアメリカナイズしながら、独自の「白痴教育」を築き上げる。その「白痴教育」は、19世紀末には大きな変貌を遂げ、精神遅滞者のための恒久保護施設へと発展する。この変貌は、社会的・経済的な下部構造の変化を反映していた。気鋭の社会学者が、膨大な資料を検討し、旧来の精神遅滞処遇史の改編を迫る労作である。

目次

第1章 アメリカの白痴者
第2章 セガンと生理学的教育のアイロニー
第3章 精神薄弱者という重荷
第4章 施設での生活と労働

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