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内容説明
DSM‐4やICD‐10の新しい診断基準によって、自閉症とその近接障害の診断は新たに整理統合が行なわれてきている。自閉症児の指導を考えるうえでも、その子どもをどう診断評価するのかは、重要な問題である。また、自閉症の背景にある基礎的問題、たとえば脳波や薬理学などの生物学的研究から得られた知見は、自閉症児を理解し、よりよい指導を実践するうえでも必須の側面である。これまで、このような問題に関して、専門家のための学術的な論文は多数でているが、わかりやすく解説された本は、皆無であった。本書は、まさに待望の一冊である。
目次
第1章 自閉症の特性と診断分類
第2章 自閉症児の発達アセスメント
第3章 自閉症の診断をめぐって
第4章 広汎性発達障害としての自閉症
第5章 自閉症の早期診断
第6章 自閉症児のラテラリティ
第7章 自閉症の脳機能―脳波、誘発電位、事象関連電位による研究
第8章 自閉症への生化学的・生物学的アプローチ
第9章 自閉症におけるシンボル機能形成の障害