内容説明
学校で先生方が抱きやすい日常のよくある疑問を取り上げ、4コマのストーリーとイラストで背景にある特性と支援・指導のヒントをわかりやすく解説。
目次
1 先生のギモン(もうちょっとがんばれない?;そんな昔のことをいつまでも… ほか)
2 子どもの気持ち 前編(「知らない」「別に」「忘れた」「…」;「最悪」「うざい」 ほか)
3 子どもの気持ち 後編(修学旅行なんてなければいいのに!;教室が、怖い… ほか)
4 先生もいろいろ(寒いときでも半袖の先生;趣味の話に夢中な先生 ほか)
5 用語解説
著者等紹介
日戸由刈[ニットユカリ]
相模女子大学人間社会学部人間心理学科教授。博士(教育学)。公認心理師・臨床心理士・臨床発達心理士スーパーバイザー。専門は障害者障害児心理学(自閉スペクトラム症)、心理的アセスメント
安居院みどり[アグイミドリ]
横浜市教育委員会指導主事。公認心理師・特別支援教育士・学校心理士
萬木はるか[ユルギハルカ]
京都市発達障害者支援センター「かがやき」主任。公認心理師・臨床発達心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
33
新着コーナーから。2年ぶりに学校公開があり、子供たちを見ることが出来ました。同時に先生の苦労をひしひしと感じる瞬間があり、子供はどう認知機能を高めていけるんだろう…と考えているときにこの本に出会いました。マンガで場面紹介をし、背景にあるその子の特性を説明。支援と指導のアイデアを提案する…という流れ。ページの最後にあるキーワードが大変勉強になります。また、先生も多様だ、ということも最後に紹介されていて、社会が様々な人の集合体だということをわからせてくれる、子供にも良い一冊だと思います。2021/11/04
香菜子(かなこ・Kanako)
29
「子どもの気持ち」と「先生のギモン」から考える 学校で困っている子どもへの支援と指導。日戸由刈先生の著書。学校で困っている子どもがいるとしたらそれは学校の責任だし大人たちの責任。学校で困っている子どもがいるとしたら子どもの責任なんてことはない。学校で困っている子どもに気づいてあげられない学校や大人たちは罪深い。学校で困っている子どもに気づいているのにに気づかないふりをしている学校や大人たちは最低できっと存在する価値もない。2022/10/08
卓ちゃん
1
学校で問題行動を起こす子どもを「困った子」と見るか「困っている子」と見るかで、その対応は全く違ったものになる。「困った子」というのは迷惑な存在と思われており、その子はいかにして抑え込むかというのが課題になるだろう。それに対して、「困っている子」はいかにして支援してあげるかが課題になるだろう。2021/12/13
言いたい放題
0
図書館にない2022/04/16