内容説明
カルトやネット依存、メンタルヘルスなど、大学生が直面するリスクについて、その分野の第一線で活躍する11人の著者が、理論的な解説とともに具体的な対応を紹介する。適切な情報を取捨選択するための方法、社会的文脈に自分を位置付けることの重要性、必要な援助を求めかつ提供する行動を学び、社会で生き抜く力を身に付ける。
目次
第1章 大学生の心理と社会人への移行
第2章 カルトや自己啓発セミナーとその危険
第3章 インターネットに潜む危険
第4章 薬物の誘惑と危険
第5章 法・社会・人間
第6章 医療情報と大学生の健康
第7章 食を通して考える健康
第8章 大学生のメンタルヘルス
第9章 デートDVと大学生
第10章 家族関係を考える
第11章 さわやかな関係を築く自己表現
著者等紹介
逸見敏郎[ヘンミトシロウ]
立教大学文学部教授、元学生相談所長、臨床心理士。専門は臨床心理学
山中淑江[ヤマナカヨシエ]
立教大学学生相談所専任カウンセラー、立教大学現代心理学部教授、臨床心理士、大学カウンセラー資格取得。専門は臨床心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tacchu
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大学生だけでなく、現代に暮らす私たちにひろく遭遇する可能性のあるリスクとその対応についてコンパクトにまとめられています。これらのことを知り、自分でもよく考えておくことはとても大切だと思います。2016/09/23
officemabuya
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大人になるとは、自分でリスクを予測し、それに対処する能力をつけること。それには、大学生のうちにトレーニングを重ねなくては、ならない。法と社会、カルト、薬物依存、、と現代社会のリスクを分かりやすく説明している。親世代も読むべきものでもある。2015/10/04