内容説明
本書は、2008年度からの文部科学省スクールソーシャルワーカー活用事業をきっかけとして、日本社会福祉士養成校が定めたスクールソーシャルワーク教育課程認定事業のシラバスに基づいて編集されている。また、スクールソーシャルワークを「子どもの側からの実践」とするために大切な理論的な事項や実践展開におけるポイントを詳述している。
目次
1章 子どもたちの現状とスクールソーシャルワーク
2章 スクールソーシャルワークの基本枠組み―構造・価値
3章 海外のスクールソーシャルワーク
4章 日本のスクールソーシャルワーク発展過程
5章 スクールソーシャルワークの実践モデル
6章 スクールソーシャルワークの支援方法ミクロレベル―個別援助
7章 スクールソーシャルワークの支援方法ミクロレベル―家族支援
8章 スクールソーシャルワークの支援方法ミクロレベル―集団援助
9章 スクールソーシャルワークの支援方法メゾレベル
10章 スクールソーシャルワークにおけるスーパービジョン
著者等紹介
山下英三郎[ヤマシタエイザブロウ]
日本社会事業大学名誉教授/大学院特任教授
内田宏明[ウチダヒロアキ]
日本社会事業大学社会福祉学部専任講師
牧野晶哲[マキノアキノリ]
白梅学園大学子ども学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
16
日本社会福祉士養成校が定めているスクールソーシャルワーク教育課程認定事業のシラバスに基づいて編集されたものです。全体を通して「子どもの側からの実践」を意識されて編集されています。入門書としても適切だと思いますが、ソーシャルワーク理論に基づいたスクールソーシャルワークとは何かのそもそも論を考えることができる良書だと思います。学校現場や教育行政の中にある福祉職として、求められる役割は多岐にわたりますが、悩みが多いのも事実です。そうした問題を考えることができる本でもありました。2015/05/17
いずみ
1
スクールソーシャルワーカーとして子供に対する援助を中心に行いながら、学校や家庭、関係機関にどのような働きかけを行うべきなのか……。 分かりやすく記されていて非常に読みやすかったです。 スクールソーシャルワークの歴史や理念について、改めて知るきっかけにもなりました。 2019/11/20
まろすけ
1
SSWが現場で直面する課題から逆算してのテーマ設定だろうか。広く浅く書かれた入門書。ですが実践に役立ちそうな指摘も多く、SSWの世界情勢まで網羅されており、しかも読みやすい。⚫︎ネガティブメッセージの洪水が子どもの意識に侵入し世界観の形成に影響⚫︎環境が個人のニーズを満たすことで人と環境の相互作用としてどちらにも利益が満たされる、これが『適合』⚫︎エコロジカル。原因から結果ではなく、結果が原因にもつながるという円環的な捉え⚫︎虐待。逆境を超え、うまく適応していく力『レジリエンス』。勉強になりました。良書。2016/12/29
山がち
0
スクールカウンセラーとはまた異なる、スクールソーシャルワーカーは、ざっと読んだ感じだと、カウンセリング以外に学校での協働や地域や諸機関との連携といった面に力点があるように感じられたが、両者がどのような違いがあるのかという点についてはもっと深めてほしかったように思った。印象としては、ある種の第三者機関的な立ち位置のようでもあって、学校がどのように動くかという指針を与えたり組織評価にもある意味ではつながっているようにも感じられた。いずれにせよ、両者に対する理解が浅ければ、学校を含めて共に悪影響が出そうだった。2013/12/16
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