内容説明
対立ではなく対話。攻撃ではなく、調和。他者の否定ではなく、尊重。他者との間に生じた問題の解決に際して、私たちがないがしろにしてきた事柄がホ’オポノポノの中にある。ハワイの先人たちが人間関係や社会関係を平和的に維持するためにとってきた、このホ’オポノポノには、現代の緊張感とストレスに満ちた生活から抜け出すための手がかりがある。長い歴史を有すると同時に、きわめて今日的かつ未来的な方法は、私たちの暮らしに温もりを取り戻してくれるはずである。
目次
第1章 ホ’オポノポノの概要(ホ’オポノポノの文化的背景;ホ’オポノポノの再興 ほか)
第2章 文化、変容、そしてメンタルヘルス実践:今日のホ’オポノポノ実践に関する3つの課題(文化に対する適切なサービスへの動き;セラピーにおけるエミックとエティックのバランス ほか)
第3章 ケーススタディ(聞き取りの方法;ケーススタディの概要 ほか)
第4章 ホ’オポノポノのバリエーション(一致する部分と不一致の部分の検証;ホ’オポノポノのソーシャルワークモデル ほか)
第5章 結論と展望(聞き取り調査に参加したリーダーたち;全体の流れ ほか)
付録
著者等紹介
山下英三郎[ヤマシタエイザブロウ]
1946年長崎県生まれ。現在、日本社会事業大学社会福祉学部教授、日本スクールソーシャルワーク協会会長。1986年半ばから、実践活動を通してわが国にスクールソーシャルワークの導入を提唱し活動し続けてきた。また、モンゴルの児童支援など海外における活動も継続的に行なっている。近年は修復的対話の紹介と展開に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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