内容説明
子どもから学んだ教育者モンテッソーリの軌跡をたどる。「子どもの家」誕生から100周年を迎えた2007年。意外に知られていないモンテッソーリの生い立ちや生涯を紹介し、イタリアの文化的背景および現代社会の視点から、その思想、教育法に照明をあてる。今日の教育・子育ての問題への貴重なメッセージを伝える書。
目次
序章 モンテッソーリと現代社会
第1章 モンテッソーリの自己選択
第2章 モンテッソーリ教育思想の展開とチッタ・ディ・カステッロ
第3章 モンテッソーリの障害児教育への視座
第4章 モンテッソーリの教育法と「受肉」としての子ども像
第5章 モンテッソーリ教育における宗教性とカトリックからの批判をめぐって
第6章 モンテッソーリの教育思想における宇宙的秩序
第7章 イタリア人気質―主体性と創造性
第8章 拡大を続けるモンテッソーリ教育と現代社会の子どもたち
著者等紹介
前之園幸一郎[マエノソノコウイチロウ]
1936年鹿児島県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。ローマ大学留学(イタリア政府奨学生)。博士(宗教文化)(英知大学)。東京大学教育学部助手、明星大学人文学部教授、青山学院女子短期大学教授を経て、同短期大学学長。Opera Nazionale Montessoriローマ本部現理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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