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内容説明
発達につまずきを示す子どもを捉える眼として、感覚と運動の高次化という発達臨床的視点を基軸に据えて検討している。子どもたちが示す行動の発達的意味を問いつつ、つまずいている発達要因間の絡みや、その発達プロセス、感覚と運動の高次化発達水準について、事例や写真等を多用し解説している。臨床アセスメントの重要性とともに、検査法を超えた幅広い理解の仕方についても、事例を提示しつつ論及している。10年間かけて開発してきた、感覚と運動の高次化発達診断評価法の完成版も紹介されている。
目次
第1部 子どもを捉える眼(子どもを理解する難しさ―支援の前提となる理解はどうあるべきか;つまずきやすい行動とその発達的意味;発達臨床的視点とは何か;発達臨床的アセスメントと支援のプロセス―臨床仮説と臨床方略を立てる道筋;つまずきを捉えるための臨床法を考える;感覚と運動の高次化理論の発展過程;感覚と運動の高次化 第1層―初期の感覚と運動の世界;感覚と運動の高次化 第2層―近くの世界;感覚と運動の高次化 第3層―象徴化の世界;感覚と運動の高次化 第4層―概念化の世界;感覚と運動の高次化からみたつまずきの理解―障害の分類カテゴリー再考)
第2部 感覚と運動の高次化発達診断評価法(感覚と運動の高次化発達診断評価法の概要;感覚と運動の高次化発達水準からみた領域別の評価)
著者等紹介
宇佐川浩[ウサガワヒロシ]
1947年生まれ。上智大学文学部、同大学院において、霜山徳爾先生のもとで臨床心理学をまなぶ。現職、淑徳大学総合福祉学部教授、淑徳大学発達臨床研究センター長。専攻、発達臨床心理学、ことばとコミュニケーションの臨床、音楽療法、障害の重い子どもの療育臨床など。(臨床発達心理士・認定音楽療法士・臨床心理士)。35年間にわたって一貫して幼児期、学童前期の発達臨床と研究に携わってきた。その中心は淑徳大学発達臨床研究センターにおける実践と研究であり、独自に開発した感覚と運動の高次化アプローチを全国に向けて発信している。あわせて養護学校、発達支援センター、保育所などでのコンサルテーション活動も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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