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内容説明
本書では、言語臨床家が、ことばの発達に遅れをもつ子どもとその母親や、成人の失語症患者とその家族など、さまざまな人々と出会う言語臨床という場において、ことばへの指導と心へのケアと積極的に交差させた事例を紹介し、言語臨床のあり方を捉えなおそうと試みている。他の専門書では類をみない精神分析的視点をも加味した多角的な考察を加え、言語臨床の奥行きの深さを読者に必ずや体感させてくれるだろう。
目次
1 旅する存在としての人間―たくさんの交差点を通過して
2 成人の言語臨床の場で(重度失語症と障害受容―患者と家族の心理に注目すること;どのような心理的援助が有効か―自己成長を援助するために;あるアルツハイマー病者との対話を中心とした言語臨床について―深層の意味について考える ほか)
3 言語障害と精神分析的視点が交差するとき(1)―失語症者はどのように話せるようになるのか(フロイト、ラカンの視点から)
4 小児の言語臨床の場で(ある自閉症児とその母親とのかかわり;臨床家が母親や子どもとともに過ごす時間;母と子のわかりあい ほか)
5 言語障害と精神分析的視点が交差するとき(2)―“人間”ではないという響きから(オースティン、ラカンの視点から)
著者等紹介
手束邦洋[テズカクニヒロ]
手束心理言語臨床研究所
中西之信[ナカニシユキノブ]
慶応義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
崎原秀樹[サキハラヒデキ]
鹿児島国際大学福祉社会学部
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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