新・個別の指導計画と個別アプローチプラン―日本型ＩＥＰの実現を目指して

清水 貞夫【監修】/三浦 光哉【編】/宮城教育大学附属養護学校ＩＴＰ研究会【著】

学苑社（2000/05発売）

• サイズ A5判／ページ数 291p／高さ 21cm
• 商品コード 9784761400026
• NDC分類 378
• Cコード C3037

内容説明

一人ひとりの能力や個性を生かすために！米国のＩＥＰ（Ｉｎｄｉｖｉｄｕａｌｉｚｅｄ　Ｅｄｕｃａｔｉｏｎ　Ｐｒｏｇｒａｍ）の波が日本にも押し寄せ、また、文部省の学習指導要領の中でも「個別の指導計画」が打ち出され、障害児教育をめぐる“個”への関心が高まりつつある。しかし、我が国の障害児教育における“個別指導”の概念は、いまだ明確な輪郭を表わしてはいない。そもそもＩＥＰとは、米国固有の文化的土壌、教育制度を背景に成立した概念であり、それをそのまま我が国に導入するには困難が伴う。したがって、今必要なのは、ＩＥＰから学んだことを日本の教育事情に合うように咀嚼することなのだ。そのチャレンジを試みたのが本書であり、その中には、宮城教育大学附属養護学校の実践に裏打ちされた確かな道筋が示されている。計画づくりのために指導が疎かになるといった本末転倒を避け、集団指導の中にいかに個別指導を盛り込むかといった身近な問題にまで言及した、きめ細かなノウハウを紹介。

目次

第１章　個への対応をどう捉えるか
第２章　新・個別の指導計画及び個別アプローチプランを作成する前に
第３章　新・個別の指導計画と個別アプローチプラン
第４章　新・個別の指導計画の作成と実践事例
第５章　個別アプローチプランの作成と実践事例
第６章　新・個別の指導計画及び個別のアプローチプランの活用と評価
第７章　米国のＩＥＰと新・個別の指導計画及び個別アプローチプラン

著者等紹介

三浦光哉［ミウラコウヤ］
宮城教育大学附属養護学校教諭、東北大学大学院教育学研究科博士課程在学、宮城教育大学非常勤講師。宮城教育大学特殊教育特別専攻科修了、上越教育大学大学院学校教育研究科修士課課修了
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