内容説明
福山を舞台に、２０世紀後半を運命に翻弄されながら生きた人々―。そしてまた、新しい物語は始まっている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hisashi Tokunaga
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同世代の作者ゆえに、同時代性を強く感じた。福山市の芦田川河口に展開する昭和時代人の人生模様。芦田川の地誌を誇りに生き抜いただろう人々を描いたローカルヒストリー文学。福山市でなければ描けないのではなく、むしろ同時代に通底した人生模様を芦田川と共に遷ろう人々と同様、我々も世界に生きて来た共感の文学。追記；17年３月福山に下車ついでにバスで鞆の浦を訪ねた。バスは中心街の市内を抜け草戸の橋をわたり、芦田川沿いに鞆の浦に到着。2014/03/31
