出版社内容情報
「数学史」のブログで月間8万PV!
中学生、高校生の数学授業に取り入れている人気!
数式を飛ばしてもわかる「読む数学ドラマ」を18話収録
ルネサンス、フランス革命、世界大戦……、
時代が変わる節目に、数学はどう影響したのか。
実はその裏には、知られざる「数学ドラマ」があったのです。
●第三次世界大戦を防いだ、アメリカの数学者
●慈愛だけではない。ナイチンゲールが後世に残した遺産
●ムッソリーニの政治思想を変えた、ある数学者の講義
●予測不可能な株価変動を予測する数式
世界史を揺るがす数学の影響力は、とにかくスケールがでかい。
これまでになかった新感覚な歴史が見えてくることでしょう。
そして、数学者の人間味溢れる人生に心を揺さぶられます。
〇ノーベル賞を生んだ、5000kmの手紙のやりとり
〇ドイツ軍からイギリスを救った英雄、なぜ自殺に追い込まれたか
〇妻を亡くし、娘を亡くし、それでも研究し続けたその熱意とは
〇平等を訴えたある貴族の、裏切られる最期
〇20000以上のデータを、ひたすら集めた奇人の発見した法則
〇死期を正確に予測した数学者
〇言ってはいけない暗号解読を、高らかに自慢した異端者
本書は、これまでの「数学」「世界史」の概念が変わるノンフィクション。
数学史だけが持つ「視点」で物事が見えてくる。
内容説明
経済・政治・戦争…アルゴリズムひとつで簡単にくつがえされる。博覧強記の数学史ライターが語る「読む数学ドラマ」
目次
1 紀元前・科学の暗黒時代(~中世)(大国ローマが恐れた知略的な兵器;大貿易時代に革命をもたらした一冊の書)
2 科学の黎明期(近世)(今もなお受け継がれる、500年以上前の「複式簿記」;暗号を次々に解読…、悪魔と恐れられた代数学の父 ほか)
3 動乱の時代(近代)(「平均が理想、天才は異常」と示した天才;「ランプ」と「データ」で明るく照らした看護師 ほか)
4 平和の道へ(現代)(第三次世界大戦の足音がする時代、ゲーム理論がどう働くか;民主主義の国アメリカで証明した、「集団決定の不可能性」 ほか)
著者等紹介
Fukusuke[フクスケ]
数学史ライター&ブロガー。私立中高一貫校の数学教員。早稲田大学教育学部数学科を卒業し、2017年に同大学教職大学院を修了。大学院在籍時に、趣味で数学サイト「Fukusukeの数学めも」を立ち上げ、月間8万PVにまで成長させた。サイトでは数学史をメインに、自身が授業で使用している数学ネタから大学数学の解説まで、幅広いコンテンツを発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。