出版社内容情報
マイクロソフト「Microsoft MVP(AI部門)」5回連続表彰。
「船井財団グレートカンパニーアワード ユニークビジネスモデル」受賞。
「日本サービス大賞 地方創生大臣賞」受賞。
「関西DXアワード」受賞。
世界、国内から注目が集まる、
創業150年、地方の老舗食堂。
さらに、10年あまりで
利益を80倍へ
1人で10人分の作業効率へ
90%の来客予測でロス削減へ
という奇跡のV字再生をたどっている。
もともとは――。
伊勢神宮近くにある「ゑびや大食堂」
どこにでもある家族経営の観光地の昔ながらの定食屋だった。
紙の食券、経年劣化した食品サンプル……。
2012年、婿社長として後継ぎしたのが小田島春樹氏。
それまでソフトバンクで働いていた氏は
当時の様子を「驚きを通り越して新鮮にうつるほど」だったという。
氏は「データ分析」「デジタル化」「多事業化」の3つを軸に改革。
参入から10年余りが経った今を振り返ったとき
改革の結論は「仕事を減らせ」に集約される。
結果、売上げ1億から10億円以上に至る。
どのような改革を経たのか。
仕事を減らせとはどういう意味か。
本書はゑびや大食堂の大変貌をたどりながら、
仕事の仕組みを変える方法がみえてくる。
「人・モノ・金・時間」が不足する時代。
効率的に活用し、少ないリソースで最大の成果を上げる手法とそのストーリーがみえてくる。
あらゆる業種で「何をやってもうまくいかなくなる」時代が訪れる今、ビジネスパーソン必読の一冊。
内容説明
地方の小さな老舗食堂から世界に注目される食堂へ。売上1億円から10億円へV字再生。95%的中の来客予測。1人で10人分の作業量。利益80倍。データ分析×デジタル化×多事業化。時代は変わる。本当に大切なものを守るために今、何をすればいいのか。
目次
1章 仕事が山積みの職場(すべて人の手で行われている職場;ソフトバンクを退職して継いだところ… ほか)
2章 「あらゆる業務を自動化」&「未来予測で効率化」(気温、降水量、観光客数…、ひたすらデータを集める理由;高度な知識なしで、データ収集を自動化 ほか)
3章 盾にも武器にもなるデータ分析(売上が増減する理由がわからない;商売で一番注目すべき数字 ほか)
4章 生産性を高めた組織の現場(現場の戸惑いを、どう受け止めるか;仕事を減らした結果、従業員は…? ほか)
5章 これまでの事業領域を変える(老舗の「赤福」は、変わり続けてきた;事業領域を、どう広げるか ほか)
著者等紹介
小田島春樹[オダジマハルキ]
有限会社ゑびや代表取締役。株式会社EBILAB代表取締役。1985年、北海道生まれ。三重大学地域イノベーション学研究科博士。三重県伊勢市にある妻の実家の老舗店を受け継ぎ、「ゑびや」代表に就任。AIなどを用いたデータ分析を取り入れ、経営改革に取り組む。2018年、株式会社EBILAB(エビラボ)を立ち上げ、来客予測を主軸としたデータ分析システムのサービス開始。マイクロソフト「People who inspired us」にて事例が紹介されるなど、世界からも注目を浴びている。2022年春、地域の課題解決をテーマに三重大学地域イノベーション学研究科の博士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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