教養としての建築―命を守る「人間の住処」を6つのアプローチで堪能する入門書

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教養としての建築―命を守る「人間の住処」を6つのアプローチで堪能する入門書

  • バッコ博士【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • かんき出版(2025/01発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784761277796
  • NDC分類 520
  • Cコード C0030

出版社内容情報

「建築」とは「強・用・美」である。
この言葉は、古代ローマの建築家であるウィトルウィウス(Vitruvius)のものです。彼が2000年以上前に著した、現存する最古の建築書『建築について』に記載されています。建築を学んだことのある人なら一度は耳にしたことがあるはずです。

「強・用・美」とは何なのでしょうか。
非常に単純化して言えば、「建築は重力や地震で壊れてはいけないし(強)、使いやすくて快適でないといけない(用)。また、見た目に格好よくないといけない(美)。そして、のうちどれかが欠けてもいけない」ということです。本質を突いた簡潔な表現であるため、2000年以上経った現在でもよく言及されています。

日本は地震や台風といった自然災害の多発地域です。日本の建物はこれらの自然災害に耐えられる構造となっていなければならず、「強・用・美」の中でも「強」への意識が強いと言えます。

「強」を実現するためにどのような構造を採用するかは「建築」という行為における主要な検討項目であり、建物の形状にも大きく影響をおよぼします。そのため、建物の構造を知ることは「建築」を知ることにつながるのです。

本書は、「強・用・美」の中の「強」を担う建物の構造を通して「建築」への理解を深めてもらうことを目指して書かれています。「用・美」も建築を構成する重要な要素ではありますが、どちらも建物を形づくる「強」がなければ成り立たないからです。

「建築」に関する多くの本が「美」を担うデザインの視点から書かれていますが、「強」を担う構造を通して理解するという一風変わったアプローチを取ることで、あなたの知らない「建築」の世界が垣間見えるでしょう。本書を読み終わったとき、あなたの常識が幾ばくか変わること、そして「建築」の見方が変わることを約束します。

内容説明

建築が本来持つ、もっと幅広い魅力を、「強」を担う構造の観点から伝えることはできないか。それも建築を志す人たちだけではなく、一般の方にもわかるかたちで。それこそが本書が書かれた理由です。

目次

第1章 建築とは、○○である
第2章 建築とは、期待外れである
第3章 建築とは、間違いだらけである
第4章 建築とは、テキトーである
第5章 建築とは、予想外である
第6章 建築とは、想像と創造である
第7章 建築とは、未来である
第8章 建築とは、最高である

著者等紹介

バッコ博士[バッコハカセ]
構造設計一級建築士・京都大学博士(工学)・コンクリート主任技士。耐震工学のエキスパート。専門は超高層ビルの振動制御。京都大学工学部建築学科卒業、同大学院修了。大手建設会社にて構造設計および開発業務に従事。電波塔から超高層ビルまで、免震や制振も含め、幅広い建物を担当。考案した独自の構造システムが超高層ビルに適用されている。免震・制振に関する特許出願20件超。戸建て住宅にも造詣が深く、ブログ『バッコ博士の構造塾』にて「地震に強い家づくり」のための情報を発信(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

田中峰和

5
著者は耐震工学のエキスパート。超高層ビルの振動制御が専門。地震大国日本にとって、非常に重要なテーマである。1995年以降、震度7以上の地震は7回発生しているが、日本の建築基準法に定められた耐震基準では、震度5強程度の地震に対して損傷しないよう設計されている。つまり、起こりえる地震強度は想定していないのである。損傷とはひび割れで、倒壊ではないので、人命にかかわらない程度の被害ということ。建築的には、震度5強から7への耐震レベルを上げるには5倍の耐震性が必要。震度7は同じ場所に2回はないのが前提らしい。2025/04/02

さみこっこ

1
建築が「強・用・美」で成り立っていること、美から入りがちだけど、強も(強の専門家だけに)なかなか興味深い世界であること、建築とはテキトーであること、予想外になところまで考慮が必要なこと。建築という学問を構成するものに興味があったので、その導入として、その一端を知ることができて良かった。今までアート感覚で見ていたが(それこそ美の視点)、設計士がどういう視点で建物を建てているのかということを知る良い機会だった。2025/03/26

M

0
建築とは「強・用・美」を前提として、深堀しながら書かれている。データで見れば雑な建築の世界が、工学と一味違う魅力があって、筆者の建築に対する思いの深さが感じられる。表題の通り。2025/03/23

ビーバー

0
思い切ったことを書いておられる。2025/03/08

たけ

0
面白い観点。 現在の法律は震度7を1回やり過ごせばいい基準になっている、 高層ビルは壊せないので本当に十分な基準なのかわからない、 震度ではなく地面の揺れる速度(not加速度)が需要 だけど地面の揺れる速度と建物の揺れる速度は違う 建築士が強、用、美それぞれの専門分野があるけど1人で担うことも多い など2025/01/12

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