出版社内容情報
「課題解決」「アイデア発想」「イノベーション」「人材・組織開発」「ビジョン構築」……問いから始まる対話で思考を拡張せよ!
日本初の「哲学コンサルティング会社」を設立し、ビジネスの最前線で哲学を実践・活用してきた著者が教える、ビジネス×哲学の知見から生み出した、答えが一つではない問題に最適解を導く思考法
今日、ビジネスと哲学の関係は大きく変わっています。ESGやSDGsをはじめ、企業は環境への配慮やジェンダー平等など、社会課題への取り組みが求められるとともに、社会における自社の存在意義(パーパス)の提示が競争力/共創力になるようになっています。
かつて、ソクラテスやプラトンたちが「よく生きるとは?」「美とは何か?」といった価値をめぐる問いを探究したように、いまや企業もビジネスパーソンも、物事の本質や価値の追求と無縁ではなくなりつつあるのです。
それは、よりよい世界をつくるための社会的価値の創出に資するとともに、企業が事業を展開していくうえでも新たな価値規範を提示し、競争/共創戦略を優位に進めていくコンピタンス(能力)になります。
人間の本性や世界の根源的原理、真善美といった普遍的価値を探求してきた哲学は、抽象的な問いに向き合い、深く思考していくにあたって絶大な力を発揮します。
哲学的理性は合理的に突き詰めるだけではなく、もはや「なぜ」「なんのために」を問えない究極的なものに到達するダイナミックな思考です。
内容説明
人と組織をつなぐ「日本型哲学実装モデル」。問いから始まる対話で思考を拡張せよ!トップ企業が続々採用!課題解決、アイデア発想、イノベーション、人材・組織開発、ビジョン構築。
目次
第1章 ビジネスの現場での「哲学活用」最前線(「哲学の社会実装」という新規事業開発;グーグルやアップルによる「企業内哲学者」の雇用と欧米における哲学活用 ほか)
第2章 本質を問い、世界観を拡張する哲学シンキング(「哲学すること」と「考えること」;日本のビジネスにおける哲学的な対話を取り入れる伝統 ほか)
第3章 哲学シンキングを導入した企業事例(組織における対話文化の仕組み化 日本電設工業株式会社;物事の本質を捉え、新たな視点・価値を生み出す 株式会社セールスフォース・ジャパン 平塚博章氏 ほか)
第4章 専門知に基づく哲学コンサルティング(専門知を活用した哲学コンサルティング;もう一つのハーバード・ビジネス・スクールの系譜 ほか)
著者等紹介
吉田幸司[ヨシダコウジ]
クロス・フィロソフィーズ株式会社代表取締役社長。博士(哲学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。