出版社内容情報
スコット・ギャロウェイ氏絶賛!
「本書はGAFAMに代表されるテック企業の文化の内幕を語る第一級の読み物だ!」
『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』の著者
GAFAMに代表されるテックジャイアントは、
新しい変革経済を実現する技術を発展させて、
煩雑な実務ワークを最小限にする方法を編み出してきた。
これによって新たなアイデアのための余地ができ、
それらのアイデアを実現できるわけだ。
つまりテックジャイアントの文化は、
改良ではなく変革をサポートする。
テックジャイアントのベゾスやザッカーバーグ、
ピチャイ、ナデラは、ビジョナリーではない。
彼らはビジョンの仲介者、あるいは調停役だ。
アマゾンやフェイスブック、グーグル、
マイクロソフトの頂点で、彼らは自分のアイデアではなく、
従業員たちのアイデアを実現するために働いている。
そして、そのための仕組みを構築してきた。
これらのCEOたちはみなエンジニア出身で、
世界中の主要な企業によくある販売部門や経営部門の
出身ではない。彼らの企業運営体制は、
そういう背景から導き出されたものだ。
これらの企業の変革にあふれた文化の中核には、
「エンジニア思考」とでも呼ぶべきものがある。
エンジニア思考とは、技術重視の態度という意味ではなく、
構築や創造、変革の文化を支える考え方のことだ。
エンジニア思考は、
エンジニアが仕事に取り組むやり方にもとづいているが、
技術関連の職種や職位にとどまらず、
企業内で広く適用できる。
しかもテックジャイアントだけのものでもない。
もっと小さな会社でも同じように、
効果的に取り入れることができる。
本書は、エンジニア思考を解き明かし、
どのようにベゾスやザッカーバーグ、
ピチャイ、ナデラがアイデアの発想をうながし、
実現するための仕組みづくりをしているかを説明する。
エンジニア思考は間もなく世界中の企業で、
一般的な考え方になるだろう。
本書に登場するテックジャイアントの物語を通じて、
世界トップクラスの企業がどのように
AIや自動化を利用しているかがわかる。
それとともに読者が自分自身の職場で、
実践できるモデルを提供する。
内容説明
誰もがアイデアを出し、コラボレーションで仕事を進める。Google、Amazon、Facebookの強さの源泉とは!?Appleが衰退する兆候とは何か!?Microsoftはなぜ復活できたのか!?単純作業を極限まで減らし、創造が途切れないGAFAMの働き方とは!?
目次
Introduction いつも創業初日
第1章 ジェフ・ベゾスの変革の文化を探る
第2章 マーク・ザッカーバーグのフィードバックの文化を探る
第3章 サンダー・ピチャイのコラボレーションの文化を探る
第4章 ティム・クックとアップルへの懸念
第5章 サティア・ナデラとマイクロソフトの再生
終章 未来のリーダー像
著者等紹介
カントロウィッツ,アレックス[カントロウィッツ,アレックス] [Kantrowitz,Alex]
「バズフィード・ニュース」のテクノロジー担当シニアレポーター。その記事は「ウォール・ストリート・ジャーナル」をはじめ、ニューヨーカーやスポーツ・イラストレイテッドなど主要な雑誌、オンラインメディアで数多く引用されている実績がある。また、Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoftに関するニュースレターとポッドキャスト「Big Technology」の創始者でもある。コーネル大学産業・労働関係学部卒業。サンフランシスコ在住
小川彩子[オガワアヤコ]
翻訳家。学習院大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士後期課程単位取得退学。技術文書の翻訳にも携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。