社長、会社を誰に、どう継がせますか?―事業承継の新しい教科書

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社長、会社を誰に、どう継がせますか?―事業承継の新しい教科書

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784761275365
  • NDC分類 335.35
  • Cコード C0030

出版社内容情報

「自分がいつまでも社長をやり続けることはできない」と気づいた社長は、「会社を誰かに引き継がなければ……」ということを漠然と考えます。この本を詳しく調べているあなたが、まさにそういう状況に置かれていることでしょう。
 きっかけは人それぞれ。知り合いの社長が突然亡くなって、その後、会社の承継問題が大変だと聞いたとか、たまたま息子に、会社を継ぐ気はあるかと冗談まじりに聞いてみたら、「そんな気はない!」と即答されてしまったとか。あるいは、ご自身の健康診断の結果が思わしくなく「いつまでも現役というわけにはいかない」と思ったのかもしれません。
 きっかけはどうあれ、「思い立ったが吉日」です。とくに事業承継問題については、社長が思っている以上に時間もかかりますし、体力勝負の側面もあります。思い立った今が、取り組み時だといえます。
 しかし「わかってはいるけど、何をどうすればいいのかわからない」という社長が大勢いらっしゃるようです。
 そこで本書は、何からどう考えたらいいのか、どこから手をつけていけばいいのかわからないという社長に向けて、社長の気持ち、素朴な疑問に寄り添って、専門用語を極力使わず、わかりやすく丁寧に解説しました。
事業承継については、法律、財務、税務など、さまざまな専門家の力を借りる必要があります。どんなシーンで、どういった専門家に相談するのがよいのか、相談する際の注意点はどんなことがあるのかといったことについても触れています。
 社長にしてみれば、事業や会社を誰かに継がせるということは、一生に一度あるかないか、人生において一大仕事です。経験値もないし、何が正解かを見極めることはとても難しいこと。場合によっては、相談した専門家のサポート内容が、社長の希望に適っているのかどうかということさえもわからないということもあり得ます。
 本書は事業承継の専門書ではありません。ですから細かな説明まではしていませんが、専門家がやってくれるサポートの内容や、会社の価値算定の方法が妥当かどうかを見極めるポイントなどについてはしっかりと網羅しています。
「心血注いで育ててきた会社をどう譲ればいいかわからない……」と考えあぐねている社長、本書をそばに置いて、ご自分の考えを整理することから始めてみてください。やるべきこと、決めなければならないことが具体的になるはずです。
 さぁ、次の後継者へのバトンタッチに向けて、動き出しましょう。

内容説明

親族/社内登用/外部人材の招へい/M&A…事業承継は、社長が思っている以上に時間がかかり、体力勝負の側面もある。本書を手にとった今が、取り組み時。

目次

プロローグ 事業承継を考えはじめた社長からの14の質問
第1章 辞め時を逸しないために、まずはこのことを知っておいてください
第2章 社長、「株主対策」は大丈夫ですか?
第3章 「彼・彼女なら」と思う社長候補はいますか?
第4章 親族内事業承継―子どもに継がせる際の注意点
第5章 社員に継がせる
第6章 外部から経営人材を招へいする
第7章 M&Aで社員や取引先を守る
第8章 廃業という選択肢もある

著者等紹介

門澤慎[モンザワシン]
株式会社プルータス・マネジメントアドバイザリー代表取締役社長。慶應義塾大学経済学部卒業。公認会計士。マツダ株式会社、監査法人A&Aパートナーズ、M&Aブティック会社、有限責任監査法人トーマツ、株式会社プルータス・コンサルティングにて業務に従事した後、2017年1月に株式会社プルータス・マネジメントアドバイザリーを立ち上げ、代表取締役社長に就任。ソフトバンクや京都大学経営管理大学院等の複数の企業や団体で講師を務める。東証一部上場会社の社外役員等も兼務

佐奈徹也[サナテツヤ]
株式会社古田土経営執行役員。一般社団法人事業承継ドクター協会代表理事。日本大学大学院法学研究科修了。2004年に現税理士法人古田土会計の前身である古田土公認会計士・税理士事務所に入所、2020年、一般社団法人事業承継ドクター協会を発足(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mkt

1
事業承継:株の分散確認→継ぎ手の検討(財産、経営)/株の集約①買い取る②特別支配株主の株式売渡請求③所在不明株主の株式取得④株式併合⑤全部取得条項付種類株に変更して会社が買取/後継者が引き継ぐもの①経営理念②使命感③未来像④戦略/M&Aするなら信頼できるFAが必要/M&A流れ①事前準備(候補先リスト、会社情報、企業概要書の作成)②買手候補先への打診③デューデリジェンス④最終交渉⑤クロージング/価値評価(アプローチ)①インカム②マーケット③コスト/廃業は時間がかかる/ 20210311 253P 22分2021/03/11

pacino

0
M&A仲介業者がかなり増えている。デューデリが難しく、利益相反になりやすい為、FAに頼った方が良いとの事だが、小規模事業者にFAがつくのだろうか。業界のルール作りが望ましいように思う。2023/09/17

kaz

0
事業承継のマニュアル本ではなく、事業承継を考えるに際し、どのようなことに留意せねばならないのか等を広く紹介したもの。子等への事業承継についても、留意点が示されており、終活を考えるうえで参考になる。図書館の内容紹介は『事業承継について、何からどう考えたらいいのか、いったいどこから手をつけていけばいいかわからないという社長に向けて、専門用語を極力使わず、わかりやすく丁寧に解説』。 2021/05/10

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