出版社内容情報
最難関校に受験生を輩出し続ける著者の読む力のメソッドを紹介。国語だけでなく全教科の成績が最速で上がる!
内容説明
本を読むだけでは“読む力”は身につかない!?開塾以来25年間結果を出し続ける国語専門塾の代表による「最強の読み方」を初公開!
目次
第1章 一億総誤読解。間違いだらけの読解の常識(塾のテストは「誤読解」を助長する;大事なのは「速読力」よりも、「精読力」 ほか)
第2章 正確な読解はこんなに簡単!(論説文、説明文、物語文とは何か;正しく読み取るために○×△をつける ほか)
第3章 二元論で推測する力―論説文の読み方、解き方(「いつもこころに二元論」論説文の読み方;論説文の世界と構造 ほか)
第4章 「あてはめる力」を強くする―物語文の読み方、解き方(「あてはめる力」を育てる;成長の物語 ほか)
著者等紹介
善方威[ゼンポウタケシ]
早稲田大学法学部卒。中学受験国語塾β(ベータ)国語教室代表(経営者、指導責任者)。早稲田大学在学中は、司法試験受験サークル緑法会で幹事長を務める。また、司法試験受験中は、辰巳法律研究所で司法試験の模擬試験問題の作成、解説の執筆も行う。四谷大塚講師を経て、1994年文京区千駄木に日本初の中学受験国語塾β(ベータ)国語教室を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katsubek
25
内容は理解しやすいが、ほぼ実践済みの方法であった。とは言え、自分の方法論のおさらいにもなった。わかりやすく説明をしているから、読んで損はしないはず。読むのが苦手とまでは言わないが、いつも的外れな読みになってしまうという人にはお手本になりそうだ。2020/03/21
なま
10
★4.2 AI等の普及で一層代替出来ない「読解力」が求められる現代社会で身につける方法論が語られる。受験問題に特化している為「物語文」に関してだけは、思考が限定的で解釈の幅も狭くなってしまうため参考程度におさめると良しかも。ただ「論説文」「説明文」に関してはベン図や○×△を利用し、自覚的に理解しやすく因果関係や指示語、著者が考えたパターンに当てはめ思考しやすい。パターン化に関しては、それすら疑う「批判の目」についても助言が有る所に誠意がある。文章を正確に読む方法として、簡単に取り組めそうなのも魅力。2023/11/05
黒頭巾ちゃん
9
▼受験用だが、オトナにも通用▼2対の二元論(金持ち←→貧乏、理性←→感情等)▼愛、成長→小説▼偏差値の高い子供が、物語問題に弱い。偏差値の高い学校は物語を理解する感性のある子が欲しい▼感性のある人が、AIがこなせない仕事を将来こなして行けるだろう。生き残るだろう2022/11/27
伊室茨
6
受験や資格試験で使える読解力を分かりやすく説明してくれている貴重な1冊。5年前の出版なので内容も古くなっているのでは?と思ったがそんなことはなく、むしろ今もなお使える普遍的内容だった。二元論など評論文なのか説明文か、それとも物語文かで使えるテクニックが盛り込まれているので、こうして読むと国語の正答率も上がりそう。もう30年近くは実践しているだろうから、もし気になるのなら一読の価値ありです。2024/04/17
じょにー
6
大手塾の長すぎる長文問題によって速く読む癖がついて読解力に悪影響を与えるというのは興味深い。新井紀子さんのRSTのイメージ固定問題は東大生でも正答率が低かったらしいが、それが原因なのかもしれない。速読することで問題文全体を読むことができてある程度は文脈を把握できるが、細かいニュアンスの違いがわからないという短所は放置されてしまう。遅くても正確に読む訓練が必要なんだな。2019/12/17
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