内容説明
美しい写真と心に響く朗読で熊野の神秘を味わう。著者が、熊野古道を訪れた人たちに話している「語り」を再現。
目次
序章 熊野古道という場所(神々の集まる聖地をめざす祈りの道)
第1章 中辺路に入る(滝尻王子は神聖な御山の入口;乳岩と胎内くぐりへ ほか)
第2章 発心門王子から本宮へ(発心門王子に参り熊野本宮大社の聖域に入る;発心門王子を前にした藤原定家の感動 ほか)
第3章 熊野川を下り速玉・那智へ(熊野川を川舟で下り熊野速玉大社をめざす;熊野川で繰り広げられる早船競漕 ほか)
第4章 大雲・小雲取越へ(大雲取越に入り地蔵茶屋跡をめざす;妖怪一つだたらとの死闘 ほか)
著者等紹介
坂本勲生[サカモトイサオ]
熊野本宮語り部の会会長。1928年和歌山県本宮町生まれ。1948年和歌山師範学校卒業後、和歌山県教員となり、小・中学校にて40年間教鞭をとる。1988年和歌山県本宮町立三里中学校長を最後に退職。本宮町史編纂室長、本宮町文化財保護委員会委員長などを歴任。熊野や古道の歴史・伝承を調べて熊野古道の語りを編み出し、1998年本宮町語り部の会(現熊野本宮語り部の会)立ち上げに参加し会長に就任。2004年国土交通省「観光カリスマ百選」の1人に選定される。熊野古道語り部の第一人者として、卓越した知識で古道案内を行い、また語り部の研修会などを開催し、自ら資料収集、冊子の編集から講師まで幅広く行い、語り部の養成と会員のレベル向上につとめている
南川三治郎[ミナミカワサンジロウ]
1945年三重県生まれ。東京写真大学(現東京工芸大学)卒業後、大宅壮一東京マスコミ塾第一期出塾。パリを拠点にヨーロッパの「人と文化」に焦点を当てて取材活動をするフォトグラフィック・ライター。1980年日本写真協会新人賞、1986年日本写真協会年度賞を受賞。1993年オーストリア政府観光局より名誉勲章ゴールドを受章。個展を日本、ニューヨーク、ウィーンなどで多数開催
嵐圭史[アラシケイシ]
前進座俳優。1940年東京都生まれ。名女形であった五世嵐芳三郎を父に持つ、前進座生まれの前進座育ち。現在、前進座幹事長。1959年俳優座演劇研究所付属俳優要成所(8期)修了後、前進座入座。立役をつとめる前進座を代表する俳優。『子午線の祀り』(山本安英の会)の平知盛で1985年度紀伊國屋演劇賞、『怒る富士』の伊奈半左衛門で1992年度文化庁芸術祭賞を受賞。『平家物語』の朗読をライフワークとして、舞台出演の傍ら、朗読会や講演活動を全国的に展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kana
雨巫女
つくし
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- 和書
- 世界を売った男