内容説明
地域活性化の指導者が自ら語り事後の調査が証明する“地域ビジネス”の確実な起こし方。地方がさびれていると思いきや、都市部を尻目に新しいビジネスがたくさんスタートとしている。その多くは生活サービス産業だ。その結果、都市部からの移住で毎年人口増という町もあれば、ビジネス手法を使って伸びている商店街もある。そういう手本になる事例を多数取り上げながら、地域が確実に元気になる手法を解説する。
目次
序章 生活産業が地域を活性化する
第1章 新しい地域交通サービスが伸びている―コミュニティ・モビリティ・サービスはモータリゼーションの中から生まれた
第2章 コンシェルジュサービスが高齢社会で伸びている―コミュニケーション・ネットワークはこの成熟社会で強く求められている
第3章 コミュニティビジネスは全国各地で伸びている―団塊世代が得意とする社会起業が地域でとくに受け入れられやすい
第4章 地域資源を活用した健康産業が伸びている―ヘルスケアビジネスは時代にピッタリの期待の成長産業
第5章 商店街はビジネスの場としてまだまだ伸びる―自然の成り行きにまかせず積極的に賑わいをつくり出す
第6章 地域ブランドによる町おこしが伸びている―地域団体商標を活用した強い地域ブランドが生まれる
第7章 住宅の性能評価と融資が地域を救う―住宅流通市場が整えば住宅流通ビジネスが盛り上がる
著者等紹介
島田晴雄[シマダハルオ]
1943年生まれ。慶應義塾大学経済学部教授。慶應義塾大学大学院修了後、MIT(マサチューセッツ工科大学)、フランスESSEC(経済経営グランゼコール)の客員教授を歴任。OECDやILOのアドバイザーを務めるなど、わが国有数の国際派エコノミスト。政府税制調査会特別委員、観光立国懇談会委員、内閣府特命顧問などを歴任し、財政制度等審議会委員、対日投資会議専門部会長などを務めている。幅広いネットワークと率直な発言には、経済界、労働界からも厚い信頼が寄せられている。学術研究の傍ら、新聞、雑誌、テレビなどでも活発な言論活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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