内容説明
仕訳を考えなくても自動的に仕訳ができてしまう帳簿はつくれないものかと考えて、つくったのが本書で取り上げた帳簿です。帳簿は、原則として「売上げ」と「費用」がわかり、そのうえで「お金」の流れがわかればいいはずです。そこで考えついたのが、売上勘定帳とでもいったほうがいい「売上帳」と、経費勘定帳ともいうべき「経費帳」です。商品を1万円で売上げた取引と、現金1万円が入金した取引を同じ1枚の帳簿に記入できるようにしました。これで、「仕訳」を考えなくても、自動的に仕訳されてしまう帳簿になったのです。いまや、パソコンは多くの人が使っています。文章を書くなら「一太郎」か「ワード」、表計算するなら「エクセル」といわれています。その代表的な表計算ソフトの「エクセル」をつかえば、自分の商売にあった帳簿がつくれるのです。もはや、個人事業主にとって、市販のソフトは必要ありません。ぜひとも、これを活かしてラクに帳簿をつけてみてください。
目次
1 帳簿の基本とエクセルの使い方(帳簿の基本を理解する;証ひょうはきちんと保存する ほか)
2 現金の「入り」と「出」を管理する(現金出納帳をつくる;預金出納帳をつくる ほか)
3 売上を管理する(売上帳をつくる;金種別明細売上帳をつくる)
4 資産を管理する(資産勘定帳をつくる;資産台帳をつくる)
5 青色申告決算書をつくる(まずP/LとB/Sをつくる;消費税の計算法をおさえておく)

              
              
              

