内容説明
本書では、脳と心の関係に的を絞って、一般の方にもわかりやすく最近の医学の進歩に親しんでいただけるようにまとめてみました。脳の機能の局在というのはとても難解ですが、逆にパズルの組み合わせのように、ひとつの機能がわかると順番につながっていろんなことがわかってくるとても面白い学問でもあります。この脳の深遠な世界に、皆さんに関心を持っていただき、今後さらにパズルを組み合わせていくことに喜びを見出していただければ、それは監修者として望外の喜びであります。
目次
1 脳はどんな構造になっているのか?―頭蓋骨に閉ざされた脳の構造と機能を解剖学的にざっとつかんでみよう!
2 脳はどのように発達していくのか?―生成と淘汰を繰り返しながら形成される脳の発達にかかわる神秘に迫る!
3 脳のメカニズムはどうなっているか?―記憶したり言葉を話したり…緻密に組み上げられた機能の不思議を探る!
4 心と脳はどう関わり合っているのか?―「心」の動きと「脳」の働きとのビミョーな関係を押さえておこう
5 脳や心が病気になるとは?―さまざまな精神疾患やアルツハイマー型痴呆に脳が侵される原因を探る
6 脳をコントロールすることは可能か―広告宣伝によるマインドコントロールや、薬物治療の作用について見てみよう
著者等紹介
永田和哉[ナガタカズヤ]
1957年大阪府生まれ。1981年東京大学医学部卒。東京大学医学部脳神経外科に入局後、スウェーデンカロリンスカ医科大学臨床生化学客員研究員、新東京病院脳神経外科部長、埼玉医科大学総合医療センター脳神経外科講師などを経て94年より公立昭和病院脳神経外科主任医長。医学博士。専門は脳血管障害、特にクモ膜下出血の外科治療。日本脳神経外科学会、日本脳卒中学会、日本脳循環代謝学会のそれぞれ評議員。帝京大学脳神経外科非常勤講師、埼玉医科大学脳神経外科非常勤講師を兼務
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