内容説明
著者らが提唱する「経営損益計算書」は、人財の付加価値創出力を判断する資料です。これからの経営では、人財が生み出す付加価値の生産効率が非常に重要になるからです。この付加価値創出力を高めるには、経費を積極的に使う戦略経費と、できるだけ節約して使う節約可能費に分けることが必要です。さらに人件費は、人手でもできる仕事と、人財でなければできない仕事に分け、徹底的に変動費化をはかるべきです。人手の人件費は一種の変動費とし、これを差し引いたものを付加価値とすると、それはすべて人財が創出したものになります。つまり人財の人件費は、付加価値を獲得した報酬として分配されたものといえます。「経営損益計算書」を作成することで、メリハリのある経費の使い分けができるようになります。
目次
第1章 通常の損益計算書はなぜ役に立たないのか
第2章 経営損益計算書を作成する
第3章 経営損益計算書の活かし方
第4章 付属資料を作成する
第5章 経営損益計算書を報告する
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