内容説明
本書は、特別な教育的ニーズのある子どもへの支援方法を、大学での授業はもとより、さまざま研修会等で紹介してきた著者が、「初任の先生方や保護者の方も活用できる支援方法を紹介する。理論に裏打ちされた支援方法、エビデンスに基づいた(有効性が確認された)支援方法を紹介すること」に留意し、誰にでもできる支援を「理論編」と「実践編」で解説していきます。「実践編」では、日常よく見かける子どもの行動から“幼児向け”“対人関係”“問題行動”“学習”“家庭生活”の順に、支援の実際をとおして子どもの行動に変容をもたらす理論と技法を紹介します。必要に応じて、直面している子どもの課題に関連する項目を読んでいただければ結構です。応用行動分析に基づいた支援方法がメインになっていますが、用語はできるだけ詳しく説明するように心がけ、行動論的なアプローチばかりでなく、認知論的なアプローチもとりあげました。その理論や考え方を是非ともご理解いただき、実践してください。特別な教育的ニーズのある子どもを支援するための実践的な入門書です。
目次
1 基礎・理論編 行動のとらえ方(オペラント行動;三項随伴症;強化;罰;指導(支援)目標 ほか)
2 実践編 子どもの行動に変容をもたらす理論と技法(靴下を1人ではけない;教室で着席して、話を聞いたり、活動したりすることができない;箸を正しく持てない;排尿が自立していない;家庭で保護者の目を盗んで水遊びをする ほか)
著者等紹介
関戸英紀[セキドヒデノリ]
1980年早稲田大学第一文学部文芸専攻卒業。現在、東海大学児童教育学部教授。横浜国立大学名誉教授。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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