内容説明
社会構築主義や社会構成主義と訳されるソーシャル・コンストラクショニズムの良心的案内書として、初版刊行以来20余年の間、読み継がれてきた原著の第3版。その広範にわたる研究動向を巨視的と微視的に分けて概念の混乱を避け、各種の細分された立場の具体的研究例を紹介しつつ、ソーシャル・コンストラクショニズムの心理学とはどういうものか、これからの心理学の課題とは何か、その展望を明示して、現代思想におけるポストモダンの閉塞を打開する新たな心理学の方途を照らす。
目次
第1章 ソーシャル・コンストラクショニズムとは何か
第2章 ソーシャル・コンストラクショニズムの主張
第3章 ソーシャル・コンストラクショニズムにおける言語の役割
第4章 ディスコースとは何か
第5章 ディスコースの外に実在世界は存在するか
第6章 巨視的ソーシャル・コンストラクショニズムにおけるアイデンティティと主体性
第7章 微視的ソーシャル・コンストラクショニズムにおけるアイデンティティと主体性
第8章 ソーシャル・コンストラクショニズムの探究
第9章 ソーシャル・コンストラクショニズムにおける問題と論争
著者等紹介
バー,ヴィヴィアン[バー,ヴィヴィアン] [Burr,Vivien]
ポーツマス・ポリテクニーク(Portsmouth Polytechnic:現ポーツマス大学)で心理学の学位を取得。1990年よりハッダースフィールド大学(University of Huddersfield)に所属し、批判心理学の教授
田中一彦[タナカカズヒコ]
1970年立教大学文学部心理学科卒業。1976年立教大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。淑徳大学総合福祉学部教授
大橋靖史[オオハシヤスシ]
1984年早稲田大学第一文学部心理学専修卒業。1991年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。淑徳大学総合福祉学部教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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