内容説明
ものづくりに心理学を応用して、「今までとは異なるものを生み出す」ことを目指しているのが、“ものづくり心理学”です。食べておいしい食品を作ろうと、どの食品メーカーでも目指しています。しかし、食べたいと思ってもらえなければ、手にとって食べてもらうことはできません。食べたい、売いたい、いつも持っていたい、使ってみたい、あの旅館に泊まりたい、など、こころを動かすようなものづくりが、今後は必要です。こころの動きは、心理学の中心の研究分野です。このようなものづくりのために、心理学はどのような貢献ができるのか、このことにチャレンジしたのが本書です。
目次
1章 ものづくり心理学とは
2章 こころの働きを知るために
3章 ものづくり心理学の背景
4章 “何となく”の見える化
5章 “何となく”の品質化
6章 心理的付加価値
7章 評価の時系列性
8章 ものづくり心理学の可能性
著者等紹介
神宮英夫[ジングウヒデオ]
1975年東京都立大学人文学部卒。1977年東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程(心理学)修了。1984年東京学芸大学教育学部助教授。1998年明星大学人文学部心理学科教授。2000年金沢工業大学工学部教授。金沢工業大学副学長(研究支援担当)、金沢工業大学情報フロンティア学部心理情報学科教授、金沢工業大学感動デザイン工学研究所所長、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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