内容説明
1では社会化研究の射程を、その定義やモデル、近年の研究動向や課題でまとめた。2では、この概念を展開させることで理解が深められる問題のいくつかを論じた。3は、個別的社会化の一例としての政治的社会化についての論考である。この背景には、35年にわたって3冊の社会化研究のハンドブック(いずれも川島書店)を編集した経験があるが、本書はそのことへの「外伝」あるいは「序説」である。
目次
1 社会化研究の射程(社会化とは;社会化をめぐる問題;社会化研究の特質;社会化研究の現況;社会化研究の課題)
2 社会化研究の展開(現代青年の社会化;学校での社会化;社会化研究からみた「生活指導」;社会化研究と生涯発達)
3 政治的社会化研究(政治的社会化の問題;子どもの政治的社会化;子どもの社会化と規律の学習;政治的社会化と「政治学習」;法的社会化についての一調査)
著者等紹介
菊池章夫[キクチアキオ]
1935年盛岡市に生まれる。現在はフリー。専攻、社会心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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