マクロ・カウンセリング実践シリーズ<br> 共感性を育てるカウンセリング―援助的人間関係の基礎

マクロ・カウンセリング実践シリーズ
共感性を育てるカウンセリング―援助的人間関係の基礎

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  • サイズ A5判/ページ数 184p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784761008031
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

内容説明

マクロ・カウンセリングは、伝統的なカウンセリングのパラダイムに挑戦し、カウンセラーの多面的、包括的な役割に注目した新しいカウンセリング理論です。人間の発達可能性に主眼をあて、コミュニティ・カウンセリングの幅広い活動をとりいれ、多文化カウンセリングの視点に立つものです。本書は、マクロ・カウンセリングの理論的枠組みを提供するとともに、すべてのカウンセリング・援助活動の基本となる共感に焦点をあてています。対人的なコミュニケーションと援助活動をおこなうための、共感性の重要性の理論的考察/先行研究/カウンセラー養成や日常の人間関係にも適用できる共感性を育てるプログラム/対人援助職に求められる共感的態度を高めるための心理教育的プログラム/共感を大事にした社会的ひきこもり青年への援助の事例等を紹介していきます。カウンセラーのみならず人間援助にかかわる人の必読書。マクロ・カウンセリング実践シリーズの第一弾。

目次

序章 マクロ・カウンセリングとは―構想・理論とそのパラダイム
第1章 マクロ・カウンセリングにおける共感の意義―共感的コミュニケーションと多文化共感性の教育
第2章 共感を育てることの重要性―先行研究とマクロ・カウンセリング的アプローチ
第3章 カウンセリングにおける共感の意味
第4章 共感性を育てるためのトレーニング
第5章 対人援助職に必要な共感性を高めるための心理教育的アプローチ
第6章 社会的ひきこもり青年へのマクロ・カウンセリング的アプローチ―PAC分析による心理理解とトランセンド法

著者等紹介

井上孝代[イノウエタカヨ]
九州大学文学部哲学科卒業。九州大学大学院文学研究科博士課程単位満期退学(心理学専攻)。東京外国語大学留学生日本語教育センター教授を経て、1998年より明治学院大学心理学部教授。博士(教育心理学)。臨床心理士。公立学校スクールカウンセラー、社会福祉機関の心理カウンセラー・グループワーカー、家庭裁判所調停員、自治体の各種審議会委員、総務庁「第11回世界青年の船」指導官・カウンセラーなど。専門領域はカウンセリング心理学、異文化間心理学、コミュニティ心理学

菊池陽子[キクチヨウコ]
筑波大学第二学群人間学類心理学専攻卒業。明治学院大学大学院文学研究科修士課程修了(心理学専攻)。民間の相談室、中学校の相談員を経て現職。臨床心理士。現在都内教育相談室の専門相談員、専門学校非常勤講師を勤める。専門領域は、カウンセリング、心理教育

袰岩奈々[ホロイワナナ]
東京農工大学農学部農芸化学科卒業後、不登校児を対象とした訪問相談、教育相談員などを経、日本大学文学研究科修士課程終了(心理学)。カウンセリングルーム・プリメイラを開設し、個人カウンセリングのほか、会社員、教員、主婦などを対象とした心理教育セミナーやコミュニケーション・セミナーなどの講師を務める。日本大学文理学部非常勤講師。専門領域は、個人カウンセリング、心理教育
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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