内容説明
本書は、2部から構成されている。第1部では、自立活動及び個別の指導計画の理解に資する基礎的な内容を取り上げ、第2部では、第1部の理念を承けて共同研究者の各学校での実践を取り上げる。各実践のテーマは、自立活動における個別の指導計画作成の上で、今日的な課題となっている事項と関連づけ、また実践は、次の4つの観点から構成。(1)テーマ設定の背景、(2)問題の所在と分析、(3)問題解決の手続き・方法、(4)成果と課題、である。第1部、第2部ともに、それぞれの中での内容の整合性をはかるとともに、「理念」と「実践」との融合をめざした内容構成となっている。
目次
第1部 自立活動の基礎理解編(自立活動の誕生とその背景;自立活動への歩み―養護・訓練の変遷に着目する;個別の指導計画作成とは;個別の指導計画作成の現状と課題;個別の指導計画作成の目的論 ほか)
第2部 個別の指導計画作成の実践編(個別の指導計画作成のための学校システムづくり;個別の指導計画と授業との接続をシステム化する;これまでの養護・訓練の指導計画を発展させる;個別の指導計画を授業に生かす;個別の指導計画を学校教育活動全体に生かす ほか)
資料編
著者等紹介
安藤隆男[アンドウタカオ]
1954年茨城県水戸市生まれ。東京教育大学教育学部卒業、筑波大学大学院修士課程教育研究科修了。筑波大学附属桐が丘養護学校教諭、筑波大学学校教育部講師、上越教育大学学校教育学部助教授を経て、現在、上越教育大学学校教育学部附属障害児教育実践センター教授。専門は肢体不自由教育、指導法。自立活動領域に関わる基礎的及び臨床的研究
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