内容説明
「介護予防」の時代を迎え、保健医療福祉を支えるケアの科学が強く求められている。本書は、“人と社会とのかかわりの状況”を評価する「社会関連性指標」を、科学的な根拠にもとづいた、一つの新しいケア指標として提案し、それをケア実践やケアマネジメントの場面で、実際にどのように活用するのかわかりやすく述べたものである。エイジング(加齢)とケアの問題に関心を持つ人のための基底の書。
目次
第1部 理論編―社会とのかかわりを指標化する意味(ケアにおける科学的な指標とは;生涯発達とエイジングの理論;人間と社会とのかかわりに関する理論;実践と研究の連結法:共生型社会における社会関連性のモデル化―「社会共生モデル」social affiliation model ほか)
第2部 実践編―社会関連性指標の活用法(社会関連性指標による評価の方法;ケアマネジメントと社会関連性指標;ケアマネジメントにおける活用の実際;今後の展開)