内容説明
本書は、97年の旧版では不十分だった所を加筆・修正し、対人援助の意味を人間の「苦しみの構造」に焦点をあてて書き加えた。また対人援助職の専門職性についても、いくつかのポイントを指摘している。
目次
第1部 対人援助の原理的位相(「他者の理解と共感」は困難であること;苦しみの構造と対人援助の意味;対人援助の原理としてのケア概念)
第2部 ケア概念の方法論的考察(ケア概念による対人援助過程;ケア概念にもとづく対人援助職の専門職性)
第3部 ケア概念の適用と実際(日本と欧米の終末期医療を支えるケア概念;特別養護老人ホームにおけるスピリチュアル・ケアの試み;教育プログラム 死と老いの受容体験―医療・看護・福祉教育への哲学的接近;教育プログラム 「傾聴と発問」実習―対人援助専門職養成教育の再考)
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