内容説明
身体的・精神的発達に相俟って多くの緊張と不安と葛藤に彩られたアイデンティティの確立時期である青年期は、「わたし」への本格的な問いかけのスタート地点でもある。本書は、青年期の「わたし」を、心理学の理論的基盤により、身体、自己、人間関係、適応障害、自己形成、社会との関係という展開で捉えていく。各章に「データー・トピックス」「やってみよう・Ｔｒｙ！」を設け、読者が独自の考察と検討を発展させうるよう構成されている。青年期を理解しようとする人たちのための青年心理学の新しい基本的テキスト。
目次
第１章 「わたし」とは？
第２章 「わたし」と身体
第３章 「わたし」の中の他人
第４章 「わたし」は「わたし」―自分を意識するとき
第５章 「わたし」がみえなくなる
第６章 つくられる「わたし」・つくる「わたし」
第７章 これからの社会に向けて
