内容説明
本書は、交流分析をカウンセリングに活用するための実践的な手引き書である。ジョンという対人接触障害に悩むひとりのクライエントの初回面接から終結にいたるまでのプロセスを克明に追い、たんなる理論的解説書よりもはるかにクライエントやカウンセラーの心の動きがわかりやすくなっている。交流分析以外のカウンセリング技法を専門としつつ、交流分析を自分のカウンセリング技法に加えようとしているカウンセラーにとって、また交流分析をすでに実践したり、現在その専門教育を受けている人にとって、本書は大いに役立つことだろう。カウンセラー、サイコ・セラピスト、臨床心理士に贈る。
目次
第1部 交流分析の理論的枠組み(交流分析を用いたカウンセリング;変化への計画;問題構造の描写;現在と過去の分離)
第2部 交流分析とカウンセリング過程(カウンセリングの初期;幼児期の人生脚本の調査;悲劇的な結末の防止;変化のために契約を結ぶこと;古い信条への挑戦;新たな決断;カウンセリングの終結)
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