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内容説明
この二十数年来、心理臨床家としての著者らは、寝たきりの障害重い子どもたちの姿を見守り、子どもたちの問いかけるものに耳を傾け、そのいのちを抱きとめようとかかわり続けてきた。本書は、当初は何も語ってくれなかったこの子どもたちのからだやいのちが、じつに多くのものを語り、問いかけてくれていることに気づき、そうして、ようやく目に見えるようになってきたものを、1“いのち”を育むということ、2家族が家族になるということ、3この子らと育ちあうということ、という形によって、真摯なまでにまとめられたものである。
目次
1 “いのち”を育むということ―その“いのち”はかなきが故に(子どもの死と向かい合って;その時、親に問われるもの;その時、療育者に問われるもの;生と死を生きるということ)
2 家族が家族になるということ―家族のまとまりと母子の絆(この子がいて家族がある;母親の内なる子どもの姿)
3 この子らと育ちあうということ―療育者の課題と内的成長(子どもの“いのち”にふれること;療育者の内的成長過程;ふれあい求めて