内容説明
本書は、良心的エゴイズムのありようと、そこからの解放に関する「人間関係学」的論考である。本書を、臨床心理、看護や医学のみならず、カウンセリング、教育その他、人間に関わるすべての領域の人びとにおすすめする。
目次
1 ナルシシズムと良心的エゴイズム
2 他我認識のアポリア
3 日本文化とブーバーの思想―われ―それ―あれ
4 「自閉的世界」に生きる現代人
5 「わかる」ということ―わける(分析・構成)としての「わかる」とかわる(了解・超越)としての「わかる」
6 事実性としての他者―自己
7 対人関係と人間存在―「ある―ない」と「いる―いない」
8 こと(言)とこと(事)―言葉とからだ
9 人間関係学としての現象学
10 現象学の難しさ
11 他者が見えるということ
12 役割の人間関係学
感想・レビュー
-
- 和書
- 信託の話 東経ブックス