内容説明
本書は、第1部において、教育学・心理学・生理学などの諸科学を基礎に、保育内容の根底におかれる子ども観、保育観の確立をはかりながら、日常の保育のいとなみのなかで保育内容を構造的にとらえ、「生活」と「遊び」を位置づけるための検討を行なっている。さらに第2部では、0・1・2・歳児、3歳児、4歳児、5歳児のクラス年齢別に、「子どもを人間として育てる」という基本理念に基づいて、具体的に展開された実践の報告が、改訂保育所保育指針の方針に適合するよう配慮を加えて解説されている。
目次
第1部 基礎篇(人間として育てる保育;子どもの人権をまもるための保育;乳幼児の心とからだの育ち;乳幼児の発達と保育;保育内容の構造)
第2部 保育内容篇(0・1・2歳児の保育内容―人間らしい育ちを保障するために;3歳児の保育内容―自立への歩み;4歳児の保育内容―遊びのなかでのかかわり;5歳児の保育内容―活動の深まり;保育所の歩みと展望)