内容説明
障害児者が、他の人びとと共に、人間らしく生きて発達しつづけることができる道を求めようという視点の下で、日ごろから障害児者の教育、実践に連携してあたってきたメンバーたちがこれまでの共同研究の成果をまとめたのが本書である。障害者問題を障害者福祉の対象として限定することをいとぐちとして、優生思想や自立について論及し、とかくタブーとされがちな「性」の問題を正面からとりあげ、さらに障害者の高齢化によって生じる諸問題を考察する本書の姿勢は、今日の障害者福祉論の新しい局面を切り拓く。
目次
第1章 障害者福祉とは何か
第2章 障害・障害者概念
第3章 障害者福祉に関する法制度
第4章 障害・障害者と優生思想
第5章 障害者の自立と地域福祉の課題
第6章 障害者と性
第7章 障害者の高齢化問題



