内容説明
本書は、1995年12月2日、名古屋で行われたロールシャッハ・シンポジウム’95の記録である。ただし、これはそのときの発表の忠実な再現というよりは、それに基づいて、あらためてまとめ直したものである。
目次
ロールシャッハ法の事例解釈―産褥期に発病した非定型精神病の女性
ロールシャッハ法の学び方をめぐって
ロールシャッハ・シンポジウム’95に参加して
原著論文 認知スタイルとロールシャッハ反応の関係
共感性とロールシャッハ・テストの人間運動反応との関連について
ロールシャッハ・テストのイメージ・カードに反映される人物イメージと実際の人物評価との関係―青年の父親・母親・自己イメージ・カード選択に見られる男女差
極度のいじめを機に発症した外傷後ストレス障害(PTSD)―ロールシャッハ・テストを通しての心理治療的経過