子ども期の養育環境とQOL

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  • サイズ A5判/ページ数 169p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784760895342
  • NDC分類 143
  • Cコード C3311

出版社内容情報

親の年収・養育態度、地域保健サービスなどは子どもの健康や発達にどう影響するか、子どもの幸せを測定し、養育支援の方向性を探る。子ども自身が感じるQOLを適切にとらえ,養育環境の改良をめざした研究を紹介。世帯収入,親の養育態度,メディアへのかかわり方,発達障害との関連,地域の保健サービスの在り方などは,子どもの発達や健康にどのように影響を及ぼしているのでしょうか。子ども自身の幸せを客観的に調べることから,格差社会の現代における子育ての課題と支援の方向をさぐります。

1章 子ども期のQOLと貧困・格差問題に関する発達研究の動向  菅原ますみ
2章 学童期のQOLと心の問題  古荘純一
3章 青年期のQOLと学校適応  室橋弘人・吉武尚美
4章 子どものメディアライフとQOL  長谷川真里・坂元 章
5章 環境心理学からみた子育て環境のクオリティ  松本聡子
6章 幼児期の問題行動と家庭力  池田まさみ・安藤玲子・宮本康司
7章 発達障害のある子どもたちと養育環境  篁 倫子
8章 養育環境格差を乗り越える医療サービスの在り方
   発達障害をもつ子どもを地域で守り育てるために  小西行郎・長谷川武弘
9章 開発途上国の子どもたちのQOL  瀧田修一

菅原 ますみ[スガワラマスミ]
著・文・その他/編集

内容説明

世帯年収、親の養育態度、メディアへのかかわり方、発達障害との関連、地域の保健サービスのあり方などは、子どもの発達や健康にどのような影響を及ぼすのだろうか。子どもの幸せを「測定」することから、格差社会における子育ての課題と支援の方向性をさぐる。

目次

1章 子ども期のQOLと貧困・格差問題に関する発達研究の動向
2章 学童期のQOLと心の問題
3章 青年期のQOLと学校適応
4章 子どものメディアライフとQOL
5章 環境心理学からみた子育て環境のクオリティ
6章 幼児期の問題行動と家庭力
7章 発達障害のある子どもたちと養育環境
8章 養育環境格差を乗り越える医療サービスの在り方―発達障害をもつ子どもを地域で守り育てるために
9章 開発途上国の子どもたちのQOL

著者等紹介

菅原ますみ[スガワラマスミ]
お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科・先端融合系教授。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学(心理学専攻)、文学博士。専門は発達心理学、発達精神病理学。子ども期のパーソナリティの発達や精神疾患などの不適応行動の出現に影響する環境について研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ダブルケイ

2
親の所得によって異なるスタートラインに立たされる子供たちの「格差」に大人たちはもっと敏感になるべき/見えにくい小さな差の累積の中で格差は進行する可能性がある/そうした累積が子供の健やかな発達や教育の機会にネガティブな影を落とし、結果、世代を繰り返す成人期の低所得を現出させることがないように急いで適切な対策をとっていくべき/(海外の検証→)5歳以前の貧困の経験はその後の子どもの発達に大きな影響をもたらすリスクあり2018/04/14

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