内容説明
人はなぜジェスチャーをするのか?発話に伴い自然と出てくる表象的ジェスチャーを、「からだ的思考」の視点から、多様な実験・研究を通して分かりやすく紹介する。
目次
1章 ジェスチャーをめぐる謎(ジェスチャーは「非言語的」か?;ひとは、なぜジェスチャーをするのか?)
2章 ジェスチャーの定義とその表現力(コミュニケーションの場における身体の動き;ジェスチャーの分類にかかわる三つの要因 ほか)
3章 表象的ジェスチャー、イメージ、言葉(表象的ジェスチャーと発話の内容との関係;擬音語・擬態語と表象的ジェスチャー)
4章 表象的ジェスチャーの発話の促進効果(表象的ジェスチャーの抑制の発話への影響;道案内のデータ ほか)
5章 からだ的思考と分析的思考(発話とジェスチャーの生成に関するマクニールの理論;「成長点理論」を超えて ほか)
著者等紹介
喜多壮太郎[キタソウタロウ]
1963年生れ、東京大学工学部卒業。東京大学大学院情報工学研究科修士課程修了。シカゴ大学大学院博士課程修了。Ph.D取得。専攻は心理言語学。1993年より、マックス=ウプランク心理言語学研究所研究員
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