出版社内容情報
コロナ禍での海外の大学入学者選抜の対応と、日本の入試における大学の対応を紹介し、緊急時での大学入試のあり方を考察する。
目次より
序 章 大学入試とは何か――「コロナ禍」というフィルターを通して見えるもの
第1部 世界編
第1章 日本、中国、韓国の大学入試におけるCOVID-19対策
第2章 コロナ禍における韓国の大学入試
第3章 新型コロナウイルス感染症の発生が大学入試に与えた影響
――2020年春のフィンランドにおける混乱と対応
第4章 コロナ禍におけるイギリスの大学入学者選抜の現状と課題
――GCE-Aレベル試験の中止と代替措置を中心として
第5章 コロナ禍で揺れるアメリカの大学入学者選抜
第2部 日本編
第6章 コロナ禍の下での大学入学者選抜を振り返る
――主として令和3年度(2021年度)入試に関連して
第7章 国立大学における新型コロナウイルス感染症の対応について
――令和3年度(2021年度)私費外国人留学生選抜(4月入学)を中心に
第8章 大学入試における少人数を対象としたオンライン筆記試験の可能性
――大学の授業における期末考査をモデルケースとして
第9章 オンライン入試の意義と課題
――九州工業大学における総合型選抜Ⅰの事例をもとに
終 章 コロナ禍によりもたらされた変化と見出された不変性
内容説明
正解のない世界、前例のない決断。コロナ禍での大学入試では、正解が見えない中での決断が迫られた。それは世界中で同じはずだったのだが…。緊急事態の下、異なる制度を持つ諸外国では何が行われたのか。各国の専門家の分析とわが国のアプローチを比較して見えてくるものとは?
目次
序章 大学入試とは何か―「コロナ禍」というフィルターを通して見えるもの
第1部 世界編(日本、中国、韓国の大学入試におけるCOVID‐19対策;コロナ禍における韓国の大学入試;新型コロナウイルス感染症の発生が大学入試に与えた影響―2020年春のフィンランドにおける混乱と対応;コロナ禍におけるイギリスの大学入学者選抜の現状と課題―GCE‐Aレベル試験の中止と代替措置を中心として ほか)
第2部 日本編(コロナ禍の下での大学入学者選抜を振り返る―主として令和3年度(2021年度)入試に関連して
国立大学における新型コロナウイルス感染症の対応について―令和3年度(2021年度)私費外国人留学生選抜(4月入学)を中心に
大学入試における少人数を対象としたオンライン筆記試験の可能性―大学の授業における期末考査をモデルケースとして
オンライン入試の意義と課題―九州工業大学における総合型選抜1の事例をもとに)
終章 コロナ禍における大学入学者選抜の妥当性を問う
著者等紹介
倉元直樹[クラモトナオキ]
東北大学高度教養教育・学生支援機構教授。東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻(教育情報科学専修)第1種博士課程単位取得満期退学。博士(教育学)。大学入試センター研究開発部助手を経て、1999年より東北大学アドミッションセンター助教授(組織改編により現所属)。東北大学大学院教育学研究科協力講座教員を兼務。専門は教育心理学(教育測定論、大学入試)。日本テスト学会理事。全国大学入学者選抜研究連絡協議会企画委員会委員
久保沙織[クボサオリ]
東北大学高等教養教育・学生支援機構准教授。早稲田大学大学院文学研究科人文科学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。早稲田大学教育・総合科学学術院助手、同大学グローバール・エデュケーションセンター助教、東京女子医科大学医学部助教を経て、2020年より現職。専門は心理統計学。日本教育心理学会機関紙「教育心理学研究」編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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