内容説明
大学入試制度が変わるとき、受験が危機に瀕するとき…。新制度を目前に控えた今、入試を実施する側のリスクト、受験する側の不安を多角的な視座から考察する。本書は実践知としての「大学入試学」の試金石である。
目次
第1部 共通テストの変革理念の軌跡(共通第1次学力試験の導入とその前後―何が期待され何が危惧されたのか;共通1次からセンター試験への改革は受験生と大学に何をもたらしたのか)
第2部 高大接続改革と高校現場(生徒の学びと大学入試について―生徒の学びの本質を考える;地方公立高校における構え―入試制度変更への対応と課題;高等学校の現状と、今、大学に求めること)
第3部 高大接続改革の多角的検証(英語入試改革の挫折から対策の可能性を探る;入試制度の変更と試験問題―国語(古典)に関する設問を中心に
入試を受ける側は「大学入試改革」をどのように捉えているか―学生質問紙調査結果の分析
東アジアの大学入試改革―多様化と「基礎学力」保障の両立は可能か)
第4部 第30回東北大学高等教育フォーラム「入試制度が変わるとき」から(討議―パネルディスカッション)
著者等紹介
倉元直樹[クラモトナオキ]
東北大学高度教養教育・学生支援機構教授。東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻(教育情報科学専修)第1種博士課程単位取得満期退学。博士(教育学)。大学入試センター研究開発部助手を経て、1999年より東北大学アドミッションセンター助教授(組織改編により現所属)。東北大学大学院教育学研究科協力講座教員を兼務。専門は教育心理学(教育測定論、大学入試)。日本テスト学会理事。全国大学入学者選抜研究連絡協議会企画委員会委員
宮本友弘[ミヤモトトモヒロ]
東北大学高度教養教育・学生支援機構教授。東北大学大学院教育情報学教育部修了。博士(教育情報学)。メディア教育開発センター助手、びわこ成蹊スポーツ大学准教授、聖徳大学准教授、東北大学高度教育・学生支援機構准教授を経て、2020年より現職。東北大学大学院教育学研究科協力講座教員を兼務。専門は教育心理学。日本テスト学会理事。雑誌「指導と評価」(図書文化)編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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かりん