内容説明
生涯にわたって人間らしく生き抜いていく力を。人間力は、子どもたち一人一人が様々な課題と取り組み、体験し、気づき、反省反芻し、次のステップに生かす努力をするという形でしか、強く豊かに、深くすることはできない。その際、優れた指導者との出会いは必須の意義を持つ。学校で、未来社会に対応するためだけではない人間力を、どう育てていくことができるのか。教科・領域の具体の教育活動の場での工夫などを踏まえ、提案する。
目次
育成すべき人間力とは何か―「未来社会への対応力」だけでなく
学校で人間力を育てるということ
名著・古典との出会いを通じて人間力を
自分の言葉で仲間と関わり合う「対話力」―人として生きる「人間力」
自然とのふれあい方一つで人間力が深まる
保育・幼児教育における人間力の基礎の育成―生活と遊びを通して行う人間教育
市民的活動を通じて人間力の育成を
体育科教育を通じた人間力の育成
スポーツ活動を通じて人間力の育成を
大学の講義「人間力概論」で語りかけていること
人間力の育ちをどう評価するか―人間性の涵養を学びと人生や社会に生かそうとするために
居場所のない子と関わる
「大きな問い」に根ざした教育実践―「唯一無二の人生」を生きる主体の育成
養成段階での社会情動的スキル育成は「学び続ける教員」育成へ繋がるか―教育心理学的知見からの一考察
高校生料理人たちの自己実現への道:Case4―自立闘争から「ミシュラン2ツ星」店へ、学校から社会への橋渡し
著者等紹介
梶田叡一[カジタエイイチ]
桃山学院教育大学学長・日本人間教育学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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