文学が育てる言葉の力―文学教材を用いた指導をどうするか

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  • サイズ A5判/ページ数 147p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784760860036
  • NDC分類 370.5
  • Cコード C3337

出版社内容情報

具体的な文学教材を用いた授業例などを通した実践と、理論の両面からせまる。今までよりさらに高次の「言葉の力」を育成するためには、文学作品に惹きつけられる出会いと的確な指導こそが重要なのではないか。児童生徒に文学の持つ魅力に気づかせ、作品を通して子どもの言葉の世界を深めさせていくために、授業で教師は文学教材をどのように用いていくべきか。読書会単元の開発や具体的に「三年とうげ」「児のそら寝」など文学教材を用いた授業例を通した実践と理論の両面から考える。


文学作品との出会いと〈言葉の力〉○梶田叡一
読書会単元の開発○中洌正堯
文学教材の指導のあり方を考える○鎌田首治朗
テキスト全体の構造的理解を促す文学教材の指導○伊?一夫
自分の読みを深める言語活動を取り入れた文学教材の指導○山下敦子
高校入門期の小説指導○汐海治美
高等学校古典「児のそら寝」○永田里美
主体的な読者を育てる国語教育○湯峯 裕
大村はまの指導観に学ぶ○勝見健史

[特別寄稿]
目標と指導と評価の一本化による授業づくりの方法○加藤 明
音楽を通した感動体験から豊かな心を育む○瀧明知惠子
親の不仲や離婚により影響を受ける子どもたち○蔵あすか

植田稔先生のご逝去を悼む○梶田叡一
あとがき○梶田叡一

梶田 叡一[カジタ エイイチ]
編集

人間教育研究協議会[ニンゲンキョウイクケンキュウキョウギカイ]
編集

内容説明

今までよりさらに高次の「言葉の力」を育成するためには、文学作品に惹きつけられる出会いと的確な指導こそが重要なのではないか。児童生徒に文学の持つ魅力に気づかせ、作品を通して子どもの言葉の世界を深めさせていくために、授業で教師は文学教材をどのように用いていくべきか。読書会単元の開発や具体的に「三年とうげ」「児のそら寝」など文学教材を用いた授業例を通した実践と理論の両面から考える。

目次

特集 文学が育てる言葉の力―文学教材を用いた指導をどうするか(文学作品との出会いと“言葉の力”;読書会単元の開発―比べ読みの試み;文学教材の指導のあり方を考える―読むことの本質から;テキスト全体の構造的理解を促す文学教材の指導―「三年とうげ」(光村23年本・3年下)を例に
自分の読みを深める言語活動を取り入れた文学教材の指導
高校入門期の小説指導―一人読みに向けた「拝復、ポンカンにて」(重松清)の指導
高等学校古典「児のそら寝」―自己の実感に基づき、言葉で切り拓いてゆく古典の世界
主体的な読者を育てる国語教育―高等学校の文学教材の指導
大村はまの指導観に学ぶ―「仏様の指」としての学習の手びき)
特別寄稿(目標と指導と評価の一体化による授業づくりの方法―授業づくりの11の原則;音楽を通した感動体験から豊かな心を育む―合唱劇の取り組みから;親の不仲や離婚により影響を受ける子どもたち)

著者等紹介

梶田叡一[カジタエイイチ]
人間教育研究協議会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。