内容説明
本を介した自由な語りを!みんなの教室が変わっていく。
目次
1 響きあう教室が生まれるブックコミュニケーション(はじめに―ブックコミュニケーションの扉を開けて;ブックコミュニケーションとは;ブックコミュニケーションで大切なこと ほか)
2 さあ、ブックコミュニケーションの時間です(小学校編;中学校編;すべてをこの瞬間につなげて)
3 ブックコミュニケーションのさまざまなかたち(ベテラン先生によるブックコミュニケーション“小学校”;新人先生によるブックコミュニケーション“小学校”;学校司書によるブックコミュニケーション“小学校” ほか)
著者等紹介
村中李衣[ムラナカリエ]
1958年山口県生まれ。ノートルダム清心女子大学人間生活学部児童学科教授。児童養護施設・老人保健施設・刑務所など様々な場所で絵本の読みあいを続ける。『チャーシューの月』(小峰書店)で、日本児童文学者協会賞。「長期入院児のための絵本の読みあい」(西隆太朗と共同研究)で、日本絵本研究賞。絵本や児童書の創作も多数
伊木洋[イギヒロシ]
1961年鳥取県生まれ。ノートルダム清心女子大学文学部日本語日本文学科准教授。中学校の国語科教諭として、学校図書館を活用した学習者主体の国語教室の創造に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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杏子
16
本を通して人と触れあうこと、ブックコミュニケーションの実践例。本の紹介とかブックトークというと敷居が高い気がするけれど、こんなふうに気軽に本について子どもたちと話し合える環境があればいいなと思う。 それには担任の先生が適任なのだろう。先生にこの本を紹介したい。学校司書の実践例も少しだがあった。絵本を子どもたちに渡して読んでもらい、自分たちのことを自由に話してもらうというの。これぞコミュニケーションだよね。本を通じて人を知る、ということの実例だな。2020/01/06
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
ブックトークとはまた違う、本のもつ力を伝えコミュニケーションを図るというもの。紹介されていた本(特に中学生向き)が数冊あったので読みました。紹介が小学生・中学生に実際しているものでしたので、言葉選びなど参考になりました。2020/04/20
うー
14
読み聞かせやブックトークはどうしてもどこか一方的になってしまう。本を通じて『心の響きあい』を重視したものがブックコミュニケーション。 ポイントとして【先生という立場で考えることを優先しない】【子どもたちに投げかけた言葉はクラス30人いれば30通りの受けとめ方があり、30通りの本への近づき方があることを常に意識する】【伝えたいことへ一直線に向かうのでなく、視点を広くもってずらしてみせる】 【自分の結論まで引っ張っていかない】
Boo
12
本を読んで感じることは人それぞれ。先生が教師の立場からではなく、1人の人間として本を通して感じることを自由に語るブックコミュニケーション。新しい言葉ですね!紹介する本は伝えたいことがストレートに書かれた直球でなくてもいい。本を通して伝える思いが生徒への思いやりにあふれていて、紹介されている本だけでなく、その考え方や発想がとても勉強になる1冊。2020/02/09
三色かじ香
4
色々な本を通して、コミュニケーションのきっかけを作れることを知りました。これを大人数の子どもに対して実施するのは技量が問われそう。2024/11/10




