出版社内容情報
様々な「質的研究法」の理論と研究の実際を提示。質的研究で論文作成に取り組む人、必読の書。
末武康弘[スエタケヤスヒロ]
諸富祥彦[モロトミヨシヒコ]
得丸智子[トクマルサトコ]
村里忠之[ムラサトタダユキ]
内容説明
心理、教育、福祉、看護の分野において、質的研究で論文作成に取り組む方、質的研究に関心のある方、「必読の書」。ジェンドリンが開発した質的研究法TAE(Thinking At the Edge)による豊富な研究例を紹介。
目次
第1部 質的研究と「主観性の科学化」:質的研究の理論的基盤(「主観性を科学化する」研究とは;質的研究の哲学的基礎について:こころの哲学と現象学は質的研究をどのように基礎づけることができるだろうか;主観性と一人称の科学:生きる身体とプロセスとしての知)
第2部 インタビュー分析における質的研究法:さまざまな質的研究法の理論と実際、研究事例(GTAの理論と実際;M‐GTAの考え方と実際;ナラティヴの理論と実際;複線経路等至性アプローチ;IPAの理論と実際;IPAの研究事例:死別にともなう僧侶の悲嘆と成長に関する質的研究;TAEの理論と実際;TAEの研究事例:TAEステップによる内省プロセスの可視化の試み;質的研究の諸方法の特徴:各方法論におけるアプローチの検討)
第3部 TAEによる質的研究の実際(心理・福祉分野における実践例;教育・看護分野における実践例)
第4部 資料(一人称科学の提唱)
著者等紹介
末武康弘[スエタケヤスヒロ]
筑波大学大学院博士課程教育学研究科満期退学。博士(学術)。女子美術大学助教授、明治学院大学助教授、法政大学文学部助教授を経て、法政大学現代福祉学部臨床心理学科・大学院人間社会研究科教授
諸富祥彦[モロトミヨシヒコ]
筑波大学大学院博士課程修了。博士(教育学)。千葉大学教育学部助教授を経て、明治大学文学部教授。明治大学心理臨床センター長。「意味志向心理療法」のスペシャリスト
得丸智子[トクマルサトコ]
京都大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(人文、お茶の水女子大学)。日本女子体育大学教授、宮崎大学教授等を経て、関智国際大学教授。東京大学、上智大学大学院、産業能率大学講師
村里忠之[ムラサトタダユキ]
早稲田大学で西洋史を鈴木成高に、哲学を川原栄峰に、学習院大学で臨床心理学を村瀬孝雄に学ぶ。博士(学術)。心理療法家。元帝京平成大学臨床心理学科准教授。村里心理療法研究所・宮カウンセリングルーム主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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